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2011年10月17日 (月)

非常用発電機の燃料について (A重油と軽油)

先日、国の東日本大震災関係の委員会に出席して参りました。

私は、避難所関係のテーマについて呼ばれたのですが、同時に検討されていた燃料問題についての議論で、どうも納得いかないことがあったので、発言させてもらいました。

それは燃料業界の方から、

「病院や自治体で、非常用発電装置の燃料が何なのか、A重油か軽油か、どちらが欲しいのか把握できていなかったので、配送が遅れた。」

というようなご意見があったことに対してです。

確かに、非常用発電機については、平時から点検しておくべきで、燃料についても、ちゃんと把握しておかなかった各施設の防災マニュアルに一義的な問題はあったと思います。

じゃあ、「A重油」と「軽油」は、どの程度違うのか?

A重油というのは、重油という名前になっていますが、中身は、ほぼ軽油に近い性質のものです。 誤解を招く恐れはありますが、思い切って言えば、

「ガソリンと同程度の価格競争力になるよう、重い税金をかけたのが軽油」

「軽油を使うと費用負担が大変なので、農業や漁業用に、ちょっと質を落とす代わりに、税金を軽減したのがA重油」

です。

ディーゼルエンジンというのは、かなり融通がきくもので、排ガス規制や、長期的な影響を無視すれば、燃料が軽油でも、A重油でも、灯油でも、動く場合がほとんどのようです。
(詳しくは、「不正軽油 A重油 軽油 灯油」などと検索すれば、いろいろ説明が出てきます。)

  

話を元に戻します。

現場の施設が、非常用発電機の燃料を把握していないのであれば、「とりあえず軽油を持っていけば、間違いないでしょう」とアドバイスするのが、燃料の専門家ではないか、と思うのです。

実際、「軽油用の発電機に、A重油を入れると、排ガスなど悪影響があるだろう。逆にA重油用であれば、軽油を入れても動くのではないか」という回答がありました。

燃料の区別は、税制の問題もあって、細かく分けられていますが、災害時には、そんなものはとらわれて、アクションが遅れてはいけません。発電機業界でも、「A重油推奨。ただし非常時には、軽油、灯油も、一時的には使用可能」というような表示をして欲しいものです。

※なお、平時において、本来指定された燃料以外を使うことを勧めるものではありません。不正軽油の使用は犯罪です。ただ、災害時には、緊急避難も許されるべきではないか、という趣旨です。

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